富山県漬物工業協同組合

沿革
昭和29年6月、富山県漬物協会を設立。昭和34年1月に、同協会を発展的に解散し、富山県漬物工業協同組合を設立。初代理事長に頭川勝治氏、組合員数12名で発足した。昭和44年8月、優良組合として北陸農政局長より、協同組合功労賞を受賞。また、初代理事長頭川勝治氏は、組合創立以来、昭和63年1月に亡くなる迄、実に30年の永きにわたり、組合の発展に献身的に尽力され、この間昭和55年4月には、食品衛生及び業界発展に寄与したことにより、勲五等瑞宝賞を受賞されている。
現況
組合員の組織強化に努力しているが、組合員数も少なく、また、富山県産らっきょうの生産農家も、後継不足等もあり減少の一途で、以前のような組合員の共同購入も行えない状況にある。
最近は、特産漬物の開発や、加工技術の向上に取り組み、富山県食品研究所の指導、援助を受けながら、毎年研修会を開催する等、情報交換に努めている。
特産品
かぶら寿し、らっきょう漬、各種調味浅漬。
特にかぶら寿しは、古来、北陸地方の正月用の珍味として欠かせぬ御馳走となっており、また、近年贈答用としても好評を博している。