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トピックス

おいでやす京都大会
全漬連第30回青年部会全国大会「京都大会」
[提供:食料新聞]

 

秋本会長(中央)と京都府漬物協同組合青年部のメンバー

青年部部長全員が登壇し部長会議で決めた青年部の基本方針を発表

全漬連第30回青年部会全国大会「京都大会」

全日本漬物協同組合連合会青年部会の全国大会(主管=京都府漬物協同組合青年部会、平井誠一大会会長・児嶋秀敏実行委員長)が第30回の記念大会・京都大会として10月14日(金)、明治初期に建造された純和風建築の「祇園甲部歌舞練場」で開催された。京都府・山田啓二知事ら来賓15名、親組合から36名、全国青年部会員が230名の281名が参加して式典、5つの分科会、趣向を凝らした大懇親会と大会テーマの   『学びと交流』にふさわしい、主催者と参加者が共に作る京都大会となった。

また前段で開催の全国部長会議は12時から2時間をかけ、幹事会で練った今後10年後の同青年部会の方向付けや方針案の提案を全員が承認し、式典の席で部長会声明として発表。運営に関しても全漬連を事務局とし、幹事(7名)の職務等、情報を共有しながら幹事会を運営し、2巡目になってきた開催県の問題などたたき台を協議していく方針を決めた。

第30回大会は昨年の愛知大会のあと、今年の5月総会から平井会長、各担当委員が開催へスピードを持って対応、会員は毎週、集まり作業を進めてきた。当日は大懇親会を庭園も会場に予定していたが、あいにくの天候となったため、室内会場に切り替えるなど、進行の手際よさも目立った。

京都の青年部会メンバーは上着に陣羽織風の羽織。背中に聖護院かぶらをデザイン。ネクタイは鮮やかなグリーンという揃いの出で立ちで出迎えた。また京都の伝統産業の着物業界の応援でミス着物二人も受け付けを手伝った。午後2時から始まった式典は、京舞井上流五世家元・井上八千代さんの「地唄・八島」の京舞がオープニングと、華麗にスタート。

東日本大震災の犠牲者への黙とうを捧げたあと、開会宣言を岸義人副会長が行い国歌斉唱して始まった。平井会長が来賓の各位に感謝の意を伝えたのに続き、「3月11日の東日本大震災を経験し、私たちの価値観や既成の考え方が大きく変化しました。また奈良・和歌山の豪雨被害も深刻です。我々はもう一度、足元を見直して家族、会社、仲間、社会に対して何ができるか自問自答し、知恵を出し合ってテーマの『学びと交流』を今だから追求してほしい。今日は楽しんでもらうことを第一に10年先の自分自身の使命感を考えながら語り合い、交流も深めてほしい」とあいさつ。

来賓祝辞では京都府・山田啓二知事が「京の伝統食品の第1号に京つけものを認証した。漬物が世界語になるように頑張っていただきたい」と大会を祝福すると共に若手にエールを送った。続いて京都市・門川大作市長、農水省・蒔苗義昌係長、全漬連・秋本幸男会長、京都府漬物協同組合・川勝康行理事長が、それぞれ祝辞を述べた。

このあと、来賓が紹介され、参加各県の青年部の紹介、徳島県漬物加工販売協同組合などからの祝電披露があった。

また、30回大会ということで、その歩みを紹介。青年部会の設立当時の状況を、全国組織化に関わった京都の村井明・宇津克美・平井義久・村上征隆のOB4氏による座談会ビデオ「全国青年部会の始まり」を放映(記念誌にも収録紹介)し、その歴史を確認した。

次いで特別企画として平井会長より、前段の全国部長会議で決定した青年部会の活動方針並びにその背景を説明。各県青年部の部会長が左右の花道から登場し、5項目の方針並びに目標(別掲)を発表した。

『漬物の輪』の伝達では児嶋実行委員長から平井会長に、平井会長から次回開催の九州ブロック代表の佐藤常二部会長(大分県)と吉田耕三部会長(長崎県)に手渡された。式典の閉会を宇津康之副会長が述べて、式典を終了。

30分後、5時から国の登録有形文化財の和室5会場で各テーマの分科会が始まった。そして分科会を90分で終え、30分の間隔をおいて大懇親会が雨天のため、室内2会場での開催となった。庭園に設けられた特別ステージから、全漬連・泰地武副会長のあいさつ、平井義久・前会長による乾杯発声で大交流・懇親会となった。

料理は漬物を使ったオリジナルなフランス料理など青年部会からの提案も行われた。また、舞妓連による踊りも2回舞われ、京情緒を堪能した。最後に次回開催の九州ブロックを代表して佐藤氏と吉田氏が庭のステージから、来年10月19日(金)  「ホテルオークラ福岡」での九州大会への参加を呼び掛けた。会場からは拍手と声援が多く飛んでいた。児嶋実行委員長が「多くの方たちのご支援、青年部のメンバーの協力の下、雨になりましたが、逆に濃い話し合いや交流が持たれました。参加者に感謝を申し上げます」と結びを述べ30回大会を閉会した。

今後の方針

我々青年部会メンバーは、業界発展に寄与するべく青年部会活動を通じて自己研鑽に励み、仲間との友情を深め社会への貢献を果たしていくことを大切な目的と確認します。更に、漬物が食品として本来持ちうる役割を見出し、日本の食生活に寄与するべく使命感を持って社会へ広めていくことを通じて、後継者育成に繋がる魅力ある業界へと発展、昇華させていかなければならない。、

合わせて、それぞれの風土に応じた食文化の中で独自の発展を遂げてきた地域特産品としての漬物文化を守り伝えていくことも使命であるとともに魅力づくりに繋がるものである。

また、我々を取り巻く環境において忘れてならないのは農業との関わりである。後継者不足による衰退の傾向がみられる現状打破に向けて、日本の農業の継続と発展に対して寄与することも我々の大切な仕事であります。

以上の観点から、次の行動を積極的に行うものとする。

1.漬物の日の普及促進

2.地域特産品委員会との連携

3.日本食の普及運動との連携

4.農業の継続と発展への寄与

5.青年部会全国ネットワークの確立と地域間交流の促進

                                                                           以上

平成23年10月14日

全日本漬物協同組合連合会青年部会

第30回全国大会 京都大会 全国部長会議 決定

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