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全日本漬物協同組合連合会
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平成23年 暑中挨拶
[全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男]

 

イメージ:全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男
全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男

暑中お見舞い申し上げます。

去る3月11日発生した、東日本大震災は、戦後最悪の自然災害となり、その余波を受けた福島原子力発電所の事故は、国民に大きな不安と混乱をもららしております。すべての被災された皆様に衷心よりお見舞申し上げます。

この震災により日本の経済活動は大変大きな打撃を受けたことになりましたが、幸い日本民族は過去には鎌倉時代の元寇の役や大東亜戦争等の国難を克服した遺伝子を受け継いでおります。今回の大震災が復興特需となり、再び日本経済を活性化されることを願っております。

今回の大震災では漬物業界として心配されることは、原発事故の影響があります。漬物原料の産地は東北、関東に多くあります。ひとたび放射能汚染等が起きれば大変なことになります。また、電力不足も節電をしながらの作業はなかなか大変なものです。この様な事態を一日も早く解決していただきたく願うばかりです。

さて、全漬連といたしましても、震災発生後、早速義援金の募金活動に取り掛かりましたところ、全国の組合及び企業の皆様より多額の義援金が寄せられました。皆様のご協力に改めて感謝いたします。この義援金は被災されました全漬連会員組合及び一般の皆様に送られました。

全漬連では平成23年度の総会が5月30日に開催され、役員改選を行い、新たな執行部がスタートしています。私も会長として二年間全漬連の舵取りを任されまして、業界発展の為一層の努力をいたす所存でおりますが、皆様にも引き続きのご支援をお願いいたします。

最近の漬物業界の動向は、少子高齢化の影響で漬物需要は縮小傾向にあります。また、景気の長期低迷により、消費者の節約志向及び低価格志向の高まりと食生活の変化により、若者を中心に漬物離れが進んでおります。この様な状況下において、業界及び全漬連として特に重視しなければならないことは、大きく落ち込んでしまった漬物需要をいかにして回復拡大させるかです。早急に、漬物需要の減少に歯止めをかけませんと、今後も価格競争が続き、業界は疲弊するばかりです。

その為には消費者ニーズに沿った製品の開発を進める事とPRをしっかり行う事が考えられます。PRについては全漬連では、需要拡大PR委員会にて検討が進められておりますが、各企業が行えるPRとして、工場見学の受け入れをお勧めします。学生や主婦を対象に行なえば費用が少なく効果もかなりあると思います。

業界にとりましては厳しい状況が続いておりますが、東北被災地の皆さんも頑張っております。私達も負けずにがんばりましょう。

 

 

 

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