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平成23年 新年挨拶
[全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男]

イメージ:全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男
全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男

新年あけましておめでとうございます。

平素は関係官庁始め、業界の皆様には格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

一昨年全漬連会長に就任し、早くも2年目となりましたが、皆様のご支援により充分とはいえませんが、何とか役目を果たしてまいりました。

さて、日本の経済状況は、昨年9月までは緩やかに回復しつつあるとの事でしたが、10月に入り足踏み状態にあるとの下降修正がされました。その要因としては、急激な円高と政府のエコ対策等政策支援の減少等が挙げられております。世界的にも米国の景気減退やEUの金融危機等からしても、日本の円高は当分続き、景気回復やデフレの脱却は当分望めそうにもありません。

漬物業界に取りましては、昨年はなんと言っても異常気象に悩まされ続けた年でした。春の低温、長雨、夏の猛暑と旱魃等の天候不順により、原料野菜が高騰し、業界の中でも特に国内原料の比重が高い浅漬け関係企業等には影響が大でした。

また、海外原料においても、らっ京、生姜、ニンニク等に相当な値上がりが見られました。このようなことは業界にとってコストアップ要因となり、各社の企業運営にも少なからず影響を受けたことと思われます。

一方、昨年の全漬連行事につきましては、9月に大阪にて地域特産品委員会が開催されました。全国から多数の業界関係者が出席されパネルディスカッションや講演会等があり、有意義な大会でありました。

また、10月には愛知県において青年部の全国大会が開催されました。知事を始め多数の来賓や会員の出席があり、講演会やパネルディスカッション等イベントも多様で盛大な大会でありました。

11月には最大の行事となりました、全漬連創立40周年の記念式典及び祝賀会が、農水省を始め多くの来賓と業界関係者多数が出席され、明治記念館において行われました。40年の節目にふさわしい式典が出来たと思っております。

なお、この10年を振り返りますと、漬物業界に取っても、激動の10年であり、様々の出来事がありました。その事につきましては過去の周年事業と同様に、記念史誌「あゆみ」を作成いたしました。漬物業界の一層の発展を願い、後世の方々の参考となる様、出来るだけ詳細に考案いたしました。

今後の全漬連にとって重要な課題は、漬物の需要拡大と組合財政の強化です。この件については、昨年財政強化委員から提言が出されておりますので、今年はその提言に沿って活動を進めたいと考えております。

需要拡大PRについては、ここ数年各ブロック単位及び各県単位で行うこととしてきましたが、今年からは全漬連においても需要拡大PR委員会が活動を開始して行く予定です。

また、各企業でも行えるPR活動については、工場見学の受け入れをお勧めします。学生や主婦を対象に行えば費用も少なく効果はかなりあると思われます。

漬物業界の皆様にとって良き一年であります事を祈念いたします。

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