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全日本漬物協同組合連合会
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平成22年 新年挨拶
[全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男]

イメージ:全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男
全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は諸官庁並びに業界の皆様には格別のご支援とご協力を賜り、心より厚くお礼申し上げます。

私、昨年の全漬連総会にて、会長に就任し半年が過ぎました。私にとりましては身に余る大役でしたが、副会長を始め多くの皆様のご支援、ご協力を賜り、何とか通常総会で決定されました事業計画にそって事業を進めております。

主な事業としては
JAS規格の見直しへの対応、コンプライアンスガイドラインの作成、組合賦課金の調整及び財政問題対策、全漬連40周年記念事業の準備、青年部大会への参加、地域特産品委員会の開催等ですが、特に地域特産品委員会が今回は岩手県花巻市において11月13日〜15日の3日間、業界関係者50数名の出席のもと盛大に行われました。

実り多い大会であったかと思います。

また、今回、会長職を経験させていただき感じました事は、組合の今後に関することです。全国的に組合員の減少が進んでいることです。組合員の減少は組合費の収入減に通じ、今後の事業活動にも影響が出てきます。このことは全漬連のみでなく、各県漬としても同様な課題といえましょう。この問題の要因としては、漬物需要の減少によるところが大きいと思われます。いかにして漬物需要の回復を目指すか大変難しい問題ですが、多くの皆さんのお力を得まして、少しでも問題の解決に努力して行きたく考えています。

さて、業界に取りまして当面の課題は、リーマンショック以後の不況の問題ではないでしょうか。自動車や電機等の輸出産業ばかりでなく、食料品(漬物)までも影響が広がっており、消費者の節約意識の高まりは消費の減少と安価の物を求めるような傾向が顕著になってきました。このような状態はデフレと言われております。デフレは人間に例えれば、だんだん元気がなくなりやがて死に至る低体温症に例えられます。

物が売れないから価格が下がり、企業の売上が減り賃金や雇用が悪化、消費が冷え込む、これが連鎖的に進めばデフレスパイラルとなります。このような事態は一日も早く解決されなくてはなりません。

新しく発足した民主党政権に期待したいところです。

全漬連では以前からどの様な状況下においても、価格競争ではなく品質、開発競争でと言い続けてきております。そのためには価格競争に巻き込まれないような差別化された商品(地域特産品)の開発などを進める必要があります。

最後に難問山積の漬物業界ではありますが、皆さんと協力し対処して行きたく考えております。

何卒ご支援ご協力を賜りたくお願い申し上げます。

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