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全日本漬物協同組合連合会
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平成22年 暑中挨拶
[全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男]

イメージ:全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男
全日本漬物協同組合連合会 会長 秋本幸男

暑中お見舞い申し上げます。

平素は関係官庁を始め、業界の皆様には格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

私も昨年全漬連会長に就任して一年が過ぎました。私には身に余る大役でしたが、皆様のご支援により予定された事業は、充分とは言えませんが消化してまいりました。総会も無事終わり安堵しております。

さて、百年に一度と言われましたリーマンショックから2年近くになりますが、昨今の景気について、中国やインド等の新興国の好景気に支えられた外需型産業や、政府のエコ対策に後押しされた企業は、業績の回復が見られ、過去最高益を上げているような企業もあるようです。また、政府も今年度の経済成長率を2.6%と発表しておりますが、これで総ての日本の景気が回復したと言えるでしょうか。内需型産業と言われる我々食品製造業や小売業においては、未だデフレが続いております。労働者の雇用や賃金問題が改善されないようでは、内需の回復は期待できないでしょう。

この6月に新しく発足した菅内閣の経済対策に期待したいところですが、早々に消費税引き上げを口にしております。消費税の引き上げは日本の財政健全化のためには必要かと思いますが、生活必需品である食品などは据え置くべきと考えます。

さて、全漬連は、本年創立40周年になります。大きな節目でもありますので、業界の状勢厳しき折ですが、それにふさわしい式典をすべく準備中です。また、秋には全漬連青年部の名古屋大会、地域特産品委員会大阪大会等が予定されており、業界の活性化を願い、記念すべき大会になるよう期待しております。

しかし、今後の全漬連としての最重要課題は漬物需要の回復及び組合の財政対策と言えましょう。データーでみましても、この10年間の漬物出荷金額及び全漬連会員共に30%強減少しております。この事態は当然各県の組合運営及び全漬連の事業運営にも影響が出てきております。何とかしなくてはとの声は全国各地からも上がっており、全漬連としても、財政強化委員会、需要拡大PR推進委員会が中心に検討が進められており、早く結論を出したいと考えております。

また、この問題については、各県、各企業においても出来る面もございます。財源問題については、会員の増強を行ってはと思います。各県においても、会員としてふさわしい企業がないでしょうか、アウトサイダーのような方でも、漬物を扱っているようでしたら、検討してみてはと思います。

次に需要拡大ですが、この件につきましては、以前から言われておりますが、商品の品質のアップと、商品開発が重要な要素と言えるでしょう。価格競争はまだ続いておりますが、安かろう、悪かろうでは需要拡大にはなりません。困ったときほど良い知恵は出ると言われております。皆さんで力を合わせ、多くの消費者に支持してもらえるような商品の開発に努めることが漬物需要拡大の道と信じます。

最後に皆様のご健康と事業の繁栄を祈念申し上げ、ご挨拶といたします。

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