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「接菜琢磨」手作りで大成功」
全漬連第28回青年部会全国大会千葉大会
[提供:食料新聞]

千葉県青年部から愛知県青年会へ「漬物の輪」が伝達された
千葉県青年部から愛知県青年会へ「漬物の輪」が伝達された
来賓のあいさつで熱弁をふるう森田知事
来賓のあいさつで熱弁をふるう森田知事

全漬連第28回青年部会全国大会千葉大会

全日本漬物協同組合連合会(=全漬連)青年部会は16日、「全日本漬物協同組合連合会第28回青年部会全国大会千葉大会」を三井ガーデンホテル千葉で開催した。主管は千葉県漬物工業協同組合青年部で、同部長の沢田克洋氏(=有沢田漬物専務)が大会会長、辻村省吾氏(=有辻村漬物工業社長)が実行委員長を務めた。「接菜琢磨(せっさたくま)〜夢をかたちにするために〜」をテーマに、手作りの大会をコンセプトにアイデアで勝負した大会だったが大成功。220名が参加し式典に森田健作県知事が来場したほか、初の試みとなった「各都府県漬物展示」も盛り上がった。来年は愛知県で、再来年は京都府で開催される。

第1部の大会式典は辻村大会実行委員長の開会宣言でスタートした。国家斉唱に続き、沢田大会会長があいさつ。「夢を実現するためには現状に満足することなく常に漬物創りに対する情熱や技術を競い合ってお互いを向上していくことが大切。本日は各県各社ご自慢の漬物展示も行いますので新たな発想のヒントを見出せるよう、活発な意見交換をして、明日につながる実り多き大会にしたい」と大会のテーマである「接菜琢磨〜夢をかたちにするために〜」をPRした。
続いて、来賓として森田健作千葉県知事があいさつ(別掲)。農林水産省総合食料局食品産業振興課長・高橋孝雄氏が「わが国の農産物の大きな需要先である漬物業界の皆様が本大会のテーマにあるように日々、切磋琢磨し、より品質がよく、よりおいしい漬物を製造することにより更なる漬物市場の活性化が図られることを期待します」と祝辞。全漬連・秋本幸男会長は「若い世代の優れた感性と発想で漬物業界の将来を考えていただきたい。このような時こそ、若い力で業界の閉塞感を打開していただきたい」と述べた。
来賓紹介、祝電披露と続き、千葉県漬物工業協同組合青年部・島村直季副部長の閉会の辞で終了した。

アイデア勝負でユニークな内容になった今大会だが、第2部の各都府県PRはその真骨頂。別室で開催された「各都府県漬物展示」に合わせ、今大会に参加した青年部171名全員が県ごとに壇上に上がり、自社の紹介をした。参加者には事前に知らせておらず、このサプライズで傍観者から当事者に。全員が大会に参加している思いを強くした。
第3部の交流会はヒートアップ。バニーガールが登場し、千葉マリンスタジアムでビールを販売する売り子が球場そのままの衣装でビールを配った。ピアノの生演奏が流れる中、刺身をはじめ地産地消のメニューが並んだが、料理が減らないほど、参加者は熱心に歓談し、親睦を深めた。千葉県漬物工業協同組合青年部・岡田剛一監事の開会の辞、同・古宮真一理事長の歓迎のあいさつに続き、全漬連・野崎伸一副会長、関東漬物協議会・泰地武会長が乾杯の音頭。次期開催県である愛知県の青年部への「漬物の輪」の伝達、愛知県漬物協会青年会・加古季明会長のあいさつで盛り上がりは最高潮に。千葉県漬物工業協同組合・深山喜一副理事長の中締め、同青年部・伊藤義昌監事の閉会の辞で熱い一日は幕を閉じた。

愛知早くも「始動」

○…来年度の全国大会を開催する愛知県漬物協会青年会・木村孝徳大会会長が本紙の取材に抱負を口にした。パネルディスカッションの開催を明らかにし「名古屋から持って帰るようなものがある大会にしたい。日本のほぼ真ん中に位置する名古屋だから、全国から来ていただきやすい。勉強だけでなく、元気のある名古屋に来て元気を持って帰って欲しい」と話した。今年早々に開催へ向けて動きだしており、千葉大会でアンケートを実施したほか、1年後の大会で使える抽選券を配布し関係者を驚かせた。千葉県青年部から愛知県青年会へ「漬物の輪」が伝達された

森田健作県知事が熱きエール
大会に「もりもり元気」注入
来賓あいさつで熱弁をふるう森田県知事

森田健作千葉県知事が大会式典を盛り上げた。「元気もりもり」がキャッチフレーズの県知事は、開会直前にさっそうと来場。大きな拍手に迎えられ、会場は一気に華やかなムードに。来賓として壇上にあがり、身振り手振りであいさつした。
「小学生のころ、我が家の献立はコロッケだけ、みたいな感じだった。そして、白菜の漬物があれば何のおかずもいらなかった。漬物は、食材をおいしく食べることができる。漬物は食材をグレードアップさせる日本の食文化、源。私も(県知事として、漬物のように)千葉県をグレードアップする」と熱いエールを送った。

新青年部会規約を承認
再来年は京都府で開催

全国大会に先立ち、三井ガーデンホテル千葉で、全漬連青年部会部長会議が開催された。
司会を務めた千葉大会実行委員長の辻村氏が開会を宣言。全漬連・秋本会長、大会会長の沢田氏のあいさつに続き、大阪府漬物事業協同組合青年部・俣野貴彦氏を議長に議事が進行。昨年の大阪大会の報告、辻村氏が千葉大会のテーマ、大会概要などを説明した。そして、来年度の開催県である愛知県漬物協会青年会・加古季明会長のあいさつに続き、平成23年度の開催府県候補を募ったところ、京都府の福田正夫部長が立候補。再来年の開催府県として認められた。
また、今後の青年部会の運営について、全漬連・脇坂文一専務理事が、執行部としての役員会の設置を含めた新しい青年部会規約を提案し承認を求めた。これは前回の愛知での部長会議での協議を受けて、活発な意見交換を実現するための組織。任期は4月1日から1年で部会長1名、副部会長2名、各ブロックからの7名を含めた幹事10名(以内)を選出するなどの案を満場一致で採用した。その年の全国大会開催都府県の青年部部長が部会長に就任し、副部会は前年度および次年度の開催都府県の部長が務める。幹事は前年度および次年度の開催都府県ならびに各ブロックの青年部員から部会長の指名で選出される。
部長会は全漬連・野崎伸一副会長が閉会のあいさつを述べ、1時間で終了した。

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