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全日本漬物協同組合連合会
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特集 全国お国自慢

ええじゃん 広島[全国お国自慢あれこれ]

 

[広島県は「日本の縮図」]

広島県は、中国地方の中央付近南側に位置し、ロサンゼルス、北アフリカのモロッコ北部とほぼ同じ緯度(北緯34度)。面積は約8,480kuで、全国の2,2%、中国地方の26,6%を占め、都道府県別では、鹿児島県(約9,044ku)に次ぐ全国10番目の大きさです。

地形的な最大の特徴は、標高1,000m級の中国山地が横断する県北部から、中央部には世羅台地などが位置し、南部には瀬戸内海に面する河口付近に発達したデルタ(三角州)を中心とした、高低差に富む3段の階段状となっていることです。こうした高低差のある地形により、山間部では活断層や浸食作用によって生み出された三段峡や帝釈峡などの優れた景観が生み出されています。一方沿岸部では、瀬戸内海に浮かぶ大小多数の島々が多島美を織りなしています。

 

南部の気候は、北に中国山地、南に四国山地にはさまれた地形により、季節風の影響を受けにくく、降雨量、降雪量ともに少なく、晴天が多いという特徴を持つ瀬戸内海式気候となっています。一方、北部は、日本海側からの湿った空気が山地を上るため冬季の降雪量が多くなっており、県内で多面的な気候を併せ持っています。

 

年平均気温は、南部では、広島市と周辺地域は16℃程度と温暖です。北部では、北東部は沿岸部より約5℃低くなっており、庄原市高野町の年平均気温は青森市と同水準の11℃程度です。降水量は、県北西部の八幡(2,400o程度)が最も多くなっています。一方、南部は降水量が少なく、特に県南東部の因島などでは1,200o程度と八幡の約半分です。

このように広島県は、多様な地勢や気候を持っていることから、例えば、温暖な瀬戸内海沿岸ではミカンの生産が盛んであり、寒冷な県北部にはリンゴ生産地帯があります。また、スポーツ面では、瀬戸内海沿岸や島とう部は海水浴のメッカとして賑わい、山間部は本州最南端の本格的なスキー場エリアとして有名です。このような風土は、広島県が「日本の縮図」とも言われる所以となっています。

 

[行動派な県民性]

一般的に広島県の県民性は、「新しいものを取り入れる気性を持つ行動派」とされる一方で、「熱しやすく冷めやすい」ともいわれます。行動派の例として、明治時代以降の海外移民数の多さ(全国一)があげられます。

 

出身県別の海外移民数
(1988年〜1993年) (単位:人)

順位

都道府県

移民数

シェア

1

広島県

98,975

13.6%

2

沖縄県

79,454

10.9%

3

熊本県

72,699

10.0%

4

福岡県

55,776

7.7%

5

山口県

47,430

6.5%

全  国  計

728,696

100.0%

                                 (資料:広島県)

また、当県は江戸時代に「安芸地方」と「備後地方」に藩が分かれていたことなどにより、地域によって特徴があると言われています。

 

《安芸地方の特徴》

江戸時代、広島藩は幕府と距離を置いた政策をとっていたことから、強い郷土意識が育まれました。明治以降は、軍事拠点として先端技術が集積したことから、自動車メーカーはじめ様々な広島発の全国企業が育ち、企業城下町的な産業構造が生み出されました。また、広島市は一定規模の市場規模や標準的な所得水準などから、静岡市と並んでテストマーケティングに適した土地だといわれます。静岡市が平均的な商品の反応をみるのに適しているとされるのに対し、広島市は、先進的な商品をテストするのに相応しいといわれています。

 

《備後地方の特徴》

 江戸時代、福山藩は広島藩と比べて幕府と深い関係であったため、江戸の文化をいち早く取り入れた進取の気質の富む備後人気質が育まれました。明治以降は、安芸地方とは異なり、軍需がなかったことから、企業城下町を形成するような産業は育ちませんでした。こうした環境が「自分がやらなければならない」という独立精神を培い、画期的な製品や新しいビジネスを創造するオンリーワン企業を数多く生みました。

                         (ひろぎん経済研究所 「カレントひろしま」より抜粋)

 

[広島県の魅力「二つの世界文化遺産と情緒あふれる町並み」]

世界文化遺産 その一 『宮島・嚴島神社』

平安時代後期、平清盛によって造営された寝殿造りの嚴島神社の社殿と海にそびえたつ朱塗りの大鳥居が霊験あらたかな弥山(みせん)を背景にして、優美な世界を織り成しています。世界文化遺産に登録された嚴島神社やその周辺を巡れば、太古から海の守り神として崇拝されてきた自然や文化をあらためて深く知ることができることでしょう。

 

世界文化遺産 その二 『原爆ドーム』

1915(大正4)年にチェコの建築家ヤン・レツル氏の設計で広島県物産陳列館として開館し、その後広島県産業奨励館に改称されました。ドーム型の屋根やアールの壁を取り入れた欧風の造りが印象的でした。

1945(昭和20)年8月6日に原爆が投下さ、

爆心地周辺の建築物はほとんど崩壊しましたが、ほぼ真上から爆風を受けたことやレンガ造りで窓が多い造りだったため、この建物は全壊を免れました。崩れ落ちた外壁やむき出しになった鉄骨が当時の惨劇を物語り、その姿は恒久平和のシンボル「原爆ドーム」として、世界に向けて平和の大切さを訴えています。1996(平成8)年12月に世界文化遺産として登録されました。

 

 

映画ゆかりの町としても知られる、尾道や鞆の浦。

古い町並や路地、静かな昼下がりの風景など、タイムトリップしたような懐かしさを楽しみながら、ゆっくり散策がオススメ。千光寺をはじめとした古寺めぐりの後に山頂から絶景を見渡す尾道、潮待ち港として栄えた鞆の浦、白壁の建物に宿場町の面影を残す上下など、心をほんわかさせるノスタルジアを楽しんで。

 

 

   

 

[広島県の食文化]

 広島県には、風土や習慣などの影響を受け、お好み焼きやもみじ饅頭など全国ブランドとなっているものの他、最近になって注目し始めたものなど、各地に地域独特の食文化が発展しており多岐に亘っています。

 

●お好み焼き

主食の米が不足した戦後に子供のおやつだった一銭洋食を元に野菜などを増やしたものがお好み焼きの始まり。近年では「ご当地グルメの代表格」とも言われ、お好み焼き店は広島市だけで800軒以上、県内では2,000軒近くあると言われる。

●もみじ饅頭

もみじの名所として知られる日本三景・安芸の宮島の名物で有名で、代表的な土産品。焼饅頭の一種で、小麦粉・卵・砂糖・蜂蜜をげんりょうとするカステラ状の生地で餡を包み、モミジの葉をかたどった型に入れて焼き上げる。餡は「こしあん」が基本であるが近年では「チーズ」、「クリーム」、「抹茶」など多くのバリエーションがある。

 

●広島菜漬

日本三大菜漬の名前に相応しく、豊潤な風味と程良い歯切れから広島では「漬け菜の王様」とも言われる。

 

●かんきつ類

瀬戸内の島々はかんきつ類の宝庫。

国産レモンやはっさくの発祥地であり、レモンの生産は日本一です。

 

●水軍鍋

室町から戦国時代にかけて因島を本拠地とした村上水軍が、必勝祈願と士気高揚のため、出陣する際に食べたとされる鍋料理。魚介類と海草をたっぷり入れ、昆布などを使った出汁で煮込む。「八方の敵を喰う」という意味でタコは必ず入れたと伝えられる。

 

                             (広島県観光ホームページより 抜粋)

 

 

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